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銀傘(ぎんさん)は阪神甲子園球場内野席についている雨よけ、日よけの覆いのことである。バッターボックスより後ろは銀傘によって日が当たらないようになっている。また、内野席の大部分も、銀傘によって雨風も当たらない。また銀傘におおわれていない内野席と外野席の間のエリアはアルプススタンドと呼ばれている。

1925年の甲子園球場誕生時から1943年に戦争で供出されるまで存在していた大屋根は、鉄傘(てっさん)あるいは大鉄傘(だいてっさん)と呼ばれていた。

平成の大改修編集

銀傘の覆うエリアは、内野席の中央までであるが、甲子園球場の平成の大改修(第2工期、2008年10月から2009年3月まで)により新たな銀傘に架け替えられ、アルプス席との境界まで拡張される。これは戦前にあった「大鉄傘」と同規模の大きさである。耐震性能も向上し、甲子園に相応しい威風堂々たる新銀傘が誕生することになる。[1]

さらに新銀傘の上には最大発電量800kWの太陽電池が設置される予定であり、その電力は照明に活用されることになる。また、銀傘にふる雨水はそのまま地下に貯蔵され、グラウンド整備の散水に利用される機能も付加される[2]。これにより甲子園の銀傘は、降り注ぐ日光や雨水を単に遮るだけではなく、積極的に戦力として活用するという進化をはたす。

他には、全長250mにもおよぶ大型映像表示装置も新設予定であり、試合演出や選手情報の表示に利用される。

銀傘・鉄傘の歴史編集

  • 1925年、8月11日 阪神甲子園大運動場完成、銀傘は開設当初「鉄傘(てっさん)」とよばれていた。
  • 1930年、7月18日 アルプススタンドまで拡張され大鉄傘と呼ばれるようになる。
  • 1943年、8月6日 大鉄傘、戦争で供出される。
  • 1951年、8月 ジュラルミン製の大屋根「銀傘」誕生する。
  • 1982年、2月 銀傘 アルミニウム合金製にふきかえられる。
  • 2008年、甲子園平成の大改修に伴い、銀傘も架け替えられる予定。

脚注 編集

  1. 「甲子園「新しい銀傘」の詳細判明、より高く広く強く」『朝日新聞(asahi.com)』2008年3月8日
  2. 「銀傘に太陽電池パネル…甲子園エコ球場へ」『読売新聞(YOMIURI ONLINE)』2007年4月11日

参考情報 編集

関連項目 編集