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勝っても負けても虎命(かってもまけてもとらいのち)とは、タイガースファンのファン精神を端的に表現した言葉である。

概要編集

「勝つから」、「負けるから」応援するのではない、自らがタイガースの一部であり、だからタイガースを応援し、タイガースと共に戦うのだというタイガースファンの強烈な思いを表現している。

この起源は不詳であるが、1985年日本一以降の暗黒時代に誕生した言葉だと思われる。その暗黒時代には、阪神タイガースは優勝争いに加わることすら稀な状況であり、当然勝ち数も少なく、不甲斐ない連敗が続くことも多かった。タイガースファンはその状況下でも応援を続けたが、負けが込んでも応援を続ける理由を、自ら問う機会が多くなった。「なぜ自分は、タイガースを応援し続けるのか?」と。そして、タイガースファンの根底にあった精神を分かりやすく表現する言葉として、自然発生したのだと考えられる。

これに類する言葉には我らがタイガースや、Jリーグながら熱狂的なサポータを有する浦和レッズの合言葉「We are Reds」がある。因みに、この浦和レッズサポーターの言葉も、J2に浦和レッズが降格した際、それでも応援を続けるサポーターの間で、自然発生した言葉だと言われている。

にわかファンと虎命編集

野球に限らず、勝つから応援するという姿勢のファン層しか抱えていないスポーツチームは、「勝つ」ことのみが目的になり、目先の戦力補強や、客寄せパンダ的にスター選手の獲得に走りがちである。また、ファンも目先の勝利のみを求め、永続的なファン文化を形成するには至らない。

それでも、そのチームに勝利が続く限りは一定の観客動員が確保できるが、負けが込むとファン層は一気に離れる。また、仮に勝利が続いたとしても、関心がさらに強いチームや海外のチームに簡単に移ることも多い。

阪神タイガースでも、2003年のセ・リーグ優勝以来ファン層が拡大したこともあり、そういった一見軽薄なファンも、タイガースファン内に存在するようになった。古くからのタイガースファンはこの「勝っても負けても虎命」の精神を持ち合わせていないファンを毛嫌いすることも多く、「にわかファン」という言葉で表現することもある。

関連項目編集